赤ちゃんに飲ませる粉ミルクの量について。 一般に、赤ちゃんはお腹がすいたら食べ、満腹になったらやめます。したがって、赤ちゃんの空腹の合図に注意を払い、哺乳瓶を1本ずつ飲み終えるように促す誘惑に負けないようにすることが大切です。 以下の基本的なガイドラインは、体重や月齢に応じて、粉ミルクで育てた赤ちゃんが通常どのくらい食べるかを示したものです。
注意事項:
- これらのガイドラインは、最初の4~6ヵ月間はミルクだけで育て、1歳まではミルクと固形食を組み合わせて与える赤ちゃんのためのものです。
- 母乳とミルクの両方を与えている場合は、医師に相談して別のアドバイスを受けてください。
- 医師は、あなたの赤ちゃんが成長表のどの位置にいるかを教えてくれ、順調に成長しているか、健康な量のミルクを与えているかを確認する手助けをしてくれるでしょう。
空腹の合図によるミルクの量
以下のセクションでは、体重と月齢に応じたミルクの量のガイドラインを示しますが、空腹の合図という行動にも注意を払うことが常に重要です。 泣くのは、空腹を示すサインとしては遅いほうです。
- 唇をパクパクさせる、または吸う
- 首をかしげる(頬をなでると手の方を向く)
- 手を口に当てる
- 口を開ける
周りを見渡す
空腹を感じる。 赤ちゃんがもっと欲しがっていることは、授乳をすばやく終えて、もっと食べたいと周囲を見回すときにわかります。 最初の哺乳瓶で満足しないようであれば、1回に1~2オンスだけ多めに用意してみましょう。 それ以上の量を作ると、赤ちゃんが飲みきれずに捨ててしまう可能性があります。
成長期。 成長期には、いつもよりおなかがすくかもしれません。 これは通常、生後10~14日目、生後3週間、6週間、3ヵ月、6ヵ月ごろに起こります。 赤ちゃんは、体調が悪いといつもよりお腹が空かないかもしれません。
いつもお腹が空いているわけではありません。 赤ちゃんが泣きやむたびに、哺乳瓶で応えようとする衝動を抑えてください。 おむつがぬれているから、寒いから、暑いから、ゲップをさせたいから、あるいは単にあなたのそばにいたいから泣いているのだという可能性を考えてみてください。 詳しくは、赤ちゃんが泣く12の理由とあやし方をご覧ください。
体重別のミルクの量
離乳食を食べていない最初の4~6ヵ月は、次のような目安で与えましょう。 体重1ポンドにつき2.5オンスの粉ミルクを毎日与え、1日最大32オンスまでとします。
たとえば、体重6ポンドの赤ちゃんなら、24時間に約15オンスのミルクを与えます。
これらの数字は厳密なルールではありません。 赤ちゃんが必要とする量の目安です。 推奨量より少なくてもよく育つ赤ちゃんもいれば、常に多く必要とする赤ちゃんもいます。
月齢別のミルクの量
赤ちゃんが大きくなり、おなかが大きくなると、1日に飲む哺乳瓶の数が減り、それぞれの哺乳瓶に含まれるミルクの量が多くなります。 健康的な体重を維持するためには、与え過ぎないことが大切です。
以下は、月齢に応じた1日あたりの一般的な量です。 最初の1週間: ミルクを要求に応じて与えます。 ほとんどの新生児は、2~3時間ごとに食事をしたがります。 最初の1~2日は、1回の授乳で半オンスしか飲まないこともあります。 その後、1週間は1回の授乳で1~2オンスを与えます。
1回の授乳量が7~8オンスになると、横ばいになるようです。
1歳の誕生日を迎えたら、哺乳瓶やシッピーカップでの全乳、1日3回の固形食、2回の間食に移行します。
適切な量のミルクを与えているサイン
赤ちゃんが必要な量のミルクを与えているサインは以下のとおりです。 最初の10日間を過ぎても体重が増え続け、最初の1年間は健康的な成長曲線を描いています。 (ほとんどの赤ちゃんは、最初の数日間で出生時の体重の最大10%を失いますが、生後10日ほどで元に戻ります)
ミルクの量が多すぎるサイン
- 授乳後に嘔吐するのは、ミルクの量が多すぎるサインかもしれません。 (吐き戻しは正常ですが、嘔吐は正常ではありません。)
- 授乳後のお腹の痛みも、食べ過ぎのサインかもしれません。 赤ちゃんが足を引き寄せたり、おなかが張っているようであれば、痛みを感じているのかもしれません。 (
医師の対応
赤ちゃんのミルクの量が少なすぎる、あるいは多すぎると心配な場合は、主治医に相談してみましょう。
- 赤ちゃんの体重と成長をチェックします。
- 赤ちゃんの摂取量が大きさや年齢に合っているかどうかを教えてくれます。
- 調節が必要な場合はアドバイスしてくれます。
その他の調乳に関する質問の答えは、調乳問題解決ガイドをご覧ください。