赤ちゃんへの読み聞かせはいつから始めればよいのでしょうか

早すぎることはないでしょう。 赤ちゃんは胎内でお母さんの声を認識しますから、妊娠中から音読を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

そして、赤ちゃんが生まれたら、新生児への読み聞かせは欠かせません。 赤ちゃんはあなたの言葉を理解できませんが、あなたの声を聞くことで音に興味を持ち、聞く力が養われます。

さらに、赤ちゃんの年齢に関係なく、一緒に本を読むことは抱擁と絆を深めるよい機会です。

なぜ読み聞かせがよいのでしょうか?

読み聞かせは、語彙を増やし、想像力を刺激し、コミュニケーション能力を向上させます。

散歩の途中で近所の様子を解説したり、お風呂に入れるときに体の部位の名前を言ったりするのも、よい語りかけの方法です。

読み聞かせをすることで、赤ちゃんは物語や数字、文字、色、形の概念に触れ、自分の周りの世界についての情報を得ることができます。 また、記憶力や語彙力も養われます。 1歳になるころには、赤ちゃんは母国語を話すのに必要な音をすべて覚えています。

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赤ちゃんが1歳になるまでの1週間、発達を促す最適なアクティビティを2つご紹介しています。

赤ちゃんには何を読み聞かせればよいのでしょうか?

最初の数か月間、赤ちゃんはあなたの話す言葉を聞きながら、内容よりも言葉のリズムを覚えていきます。 繰り返し行うことは、赤ちゃんが言語能力を身につけるのに役立つので、よいことです。 また、声の高さを変えたり、登場人物によって声を使い分けたりして、飽きさせない工夫をしましょう。 雑誌でも、読みかけの小説でもかまいません。

赤ちゃんは、鮮やかな色とコントラストのある絵にも興味を示すことがあるので、いろいろな本を用意してあげましょう。

本を読むことは楽しくて大切なことだと、赤ちゃんに伝えることができます。

年長の赤ちゃんにはどんな本がよいのでしょうか?

お子さんに判断してもらいましょう。 カラフルな絵やキャッチーなフレーズの本なら、きっと喜んでくれるはずです。 写真入りの本が好きな子もいれば、フラップの下やスライド式の仕切りに絵が隠されているなど、アクティビティが組み込まれている本が好きな子もいます。 また、童謡は、歌のようなリズムと遊び心にあふれた表現で、赤ちゃんも楽しめるかもしれません。 覚えやすいので、毎日の生活の中で唱えてあげましょう(「Rub-a-dub-dub, three men in a tub」)。

お気に入りのタイプの本が見つかったら、他の本も試してみてください。

お気に入りの絵本ができたら、今度は別の絵本に挑戦してみましょう。 赤ちゃんは手が届くものは何でもつかんで口にするのが大好きなので、ボードブックや丈夫なページのものは、最も消耗が激しいといえます。

オーディオブックやポッドキャストはどうでしょう?

赤ちゃんは話される言葉に感情移入しないと言葉を聞き流してしまうので、テレビなどのスクリーンと同じようにオーディオブックにも手を出さないようにしましょう。 ローレンスにあるカンザス大学の人間発達学名誉教授、ベティ・ハート氏は、「親が子供とするすべての活動と同様に、子供の反応に親がどれだけ気を配れるかが非常に重要です」と述べています。 専門家によると、スクリーンタイムは2歳以上の子供に与えるのがベストだそうです。

「赤ちゃんを機械の前に立たせるのは疎外感を与える」と、チルドレンズレビューニュースレター編集者のEveline Carsman氏は述べています。 彼女の意見では、幼い赤ちゃんを対象とした番組やアプリには、赤ちゃんが一人でいることを補うような救いはないのだそうです。

赤ちゃんに音や文字を教えるべきですか?

幼い子どもに本を読んであげるときは、アルファベットの学習ではなく、目の前の楽しさに焦点を当てましょう。

読み聞かせを十分に行えば、やがて(準備が整えば)言葉の音とページ上の文字とのつながりを理解するようになるでしょう。

赤ちゃんが読書を楽しむには?

読書を楽しむには、お子さまとのやりとりが重要です。

例えば、読んでいる本の中に黄色いボールが出てきたら、その子が好きな赤いボールを指差して質問してみましょう。 “黄色いボールと赤いボール、どっちが好き?” 先に、とりあえずの答えを教えてあげてください。 「黄色いボールより赤いボールの方が遊べるから好きなんだね」

いつの間にか、彼なりの答えであなたを驚かせてくれるでしょう!

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