The mineral and non collagenous organic components of normal human femoral cortex is studied after powdering, demineralization with EDTA and digestion with bacterial collagenase. マトリックス中の蛋白質,ヘキソース,シアル酸,ウロン酸の含有量を測定した。 新生児骨は成人骨に比べてミネラルとカルシウムが少なく、有機物とシアル酸が多かった。これは新生児骨では糖タンパク質の含有量が増えていることを示唆している。 ヒト大腿骨皮質の可溶性非コラーゲン性マトリックスをSephadex G100上のゲルろ過とDEAE-セルロース上のイオン交換クロマトグラフィーによって調べた。 Sephadex-G100からは4つのフラクションが溶出された。大きな分子量のフラクション、その下降部分のショルダー、その両方がシアル酸を含み、より小さな分子量のフラクションが2つあった。 DEAE-セルロースから溶出された物質は6つのフラクションに分離されたが、それらは牛とウサギの骨基質で見出されたものと同様であった。 ヒトの骨基質は牛の骨よりもコラゲナーゼ消化に強く、可溶性コラーゲンは牛の骨よりもDEAE-セルロースから遅れて溶出し、シアル酸は大きなピークと小さなピークの2つからなる3つのピークを示した。 第5画分に含まれるシアル酸含有物はプロテオグリカンと結合していたと思われる。 ウサギの骨ではシアル酸のピークが2〜3本あるのに対し、牛の骨では1本であり、皮質骨のマトリックスに種差があることを示している

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