予測を完全な遺伝子構造に結合するアイデアは、「文法」制約によっていくつかの間違ったエクソン集合を除外することができるということである。 この問題の文法的構造はDavid Searls (Searls, 1992; Dong and Searls, 1994) によって強調され、彼はまたコンピュータ科学と言語学からの形式文法の方法を使うことを提案した。 動的計画法はある種の有限状態オートマトンによって簡便に記述できることが多い (Searls and Murphy, 1995; Durbin et al., 1998)。 あるモデルは、翻訳開始(S)、ドナーサイト(D)、アクセプターサイト(A)、翻訳終了(T)の各状態を持つかもしれない。 ある状態から別の状態に遷移するたびに、スコア(またはペナルティ)が加算される。 ドナー状態からアクセプター状態への遷移では、イントロンのスコアが合計スコアに加算され、以下同様である。 図11.2に、上記の単純な動的計画法のアルゴリズムの状態図を示す。 アルゴリズムの各変数には同じ名前の対応する状態があり、また開始状態と終了状態が必要である。