感染と生活環

寄生虫の分類: Kinetoplastida (order); Tryapnosomatidae (family), Leishmania (genus)

寄生虫の形態学的特徴。 核、キネトプラスト、内鞭毛を含むアマスティゴートは楕円体で、2〜5ミクロン×1〜3ミクロン程度(左写真参照)である。 プロマスチゴートは14〜20ミクロン×1.5〜4ミクロンの大きさで、アマスティゴートより細長い。 プロマスチゴートには、中心核、動原体、前鞭毛がある(写真右)。

Sources (L-R):http://www.emedicine.com/derm/topic219.htm , http://www.yamagiku.co.jp/pathology/case/case176.htm

Transmission: 主に媒介蚊による接種で起こる。輸血や汚染された注射針による感染の報告もある。まれに母子感染する。

媒介蚊。 間熱帯・温帯地域の雌のサンドフライ(PhlebotomusとLutzomyiaの30種)

ソース(左から右)。 http://www.who.int/leishmaniasis/disease_epidemiology/en/, http://pathmicro.med.sc.edu/lecture/trypanosomiasis.htm

ベクターの形態。 蚊の約1/3の大きさ(2〜3mm)

Life Cycle:

原産地:中国。 http://www.dpd.cdc.gov/dpdx/HTML/Leishmaniasis.asp?body=Frames/G-L/Leishmaniasis/body_Leishmaniasis_page1.htm

1. 血液を摂取しながら、サンドフライは口吻から皮膚にプロマスチゴートを放出する。

2.マクロファージがプロマスチゴートを貪食する。

3. プロマスチゴテがアマスティゴテに変化する。

4.アマスティゴートが細胞やマクロファージで増殖し、この間、特に病気の徴候や症状が顕著になる。

5./6. サンドフライが血液を摂取し、アマスティゴートを含むマクロファージを摂取する。

7.アマスチゴートがサンドフライの中腸でプロマスチゴートに変化し、感染段階に達する。

8. プロマスチゴテは口吻に移動し、次の血液摂取の際に放出される。

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